NPO法20年

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「地域の課題に気づいた人がNPOという形で動くことで、地域の課題に気づく県民が増えている。また、NPOが実績を積み重ねることで周囲の期待も高まっており、行政との協働ケースも徐々に増えてきた。」
「一方で、NPOの本質への理解がまだまだ。いまだに、NPOは収益を上げてはいけないと思っている人や、安く発注できる下請け団体という誤ったイメージを持つ人も少なくない。」

これは10年前、NPO法10年を迎えた当時、僕が講演等でよく話をしていたことです。

NPO法が成立・施行されてから、今年で20年になります。
NPO法により、NPOの法人格取得の道が大きく開かれ、この20年間でNPO法人は5万を超え、高知県においても約330のNPO法人が存在するようになりました。

冒頭のときから10年、NPO法から20年経った今、NPOと社会はどう変化しているのでしょうか。
NPOは社会の中に当たり前に存在するようになりましたし、メディアで社会課題と解決に向けた取組みが紹介される際、その団体がNPOであることもよく目にします。
ファンドレイジングの手法も上手に取り入れ、活動を発展させているNPOも増えてきました。
一方、行政の委託事業のみを実施し、運動性も専門性も市民参加もないように見受けられるNPOもあります。

NPO法施行当時から、NPOの特性や存在価値といった「NPOらしさ」を追求する議論をよくしていました。
NPOの形態の多様化がますます進んでいるように見える今、あらためてNPO自身が「NPOらしさ」を考え、実践する必要があるように感じます。

さあ、今年はNPO法20周年。NPOを大いに語り合いましょう。

副理事長 半田雅典