高知で暮らして20年。

1995年の阪神淡路大震災の市民ボランティアの活躍をきっかけにNPO法が誕生し、98年に法が施行になった翌99年5月に高知に帰ってきました。

それまで行政の仕事をした三重県津市に比べ、NPO高知市民会議が誕生して市民活動サポートセンターができている高知市は、なんて時代を先取りした自治体なんだと印象を持ったことを覚えています。

高知で暮らして20年。NPO法人で起業して仕事にすることもあれば、高齢者支援施設で活動する団体、まちづくりに関わるNPO法人などで理事を務める一方、子どもの小学校PTAで役員をしたことをきっかけに、地域での役割をいただくこともありました。

僕自身、中間支援団体としてのNPO高知市民会議や市民活動サポートセンターとは、そういった暮らしのなかで、会議室を総会や理事会で借りたり、トークcaféにおじゃましたり、とさっこタウンに参加する子どもの送迎をする形で関わってきました。

ただ、市民の一人一人が、この場所を知っているのか、親しみを感じているか、浸透しているかといえば、まだ十分に余地があるとも感じています。

NPO法ができて20年のつながりを大切にしつつ、いかに高知全体に貢献する団体たりえるのか、一度、議論をしたい気がするこのごろです。

 

川竹大輔