NPO高知市民会議では県より2つの子育て支援事業を受託しています。
今年度で8年目を迎える「多機能型保育支援事業」は、「らい~なさん」という愛称で子育て親子に親しんで頂いています。
この事業は地域の様々な団体や個人と協力して保育園が中心となって子育てを応援する事業です。
中でも今年度で3回目の開催となる「愛宕商店街でハロウインパレード」は、愛宕商店街振興組合や地区の民生児童委員さんの協力を得て江ノ口地区にある2保育園が主体となって開催しています。商店街で開催することでハロウィンの変装して練り歩く可愛い園児たちを商店街のみならず多くの方が応援してくれて、地域の皆様にも喜んで頂けるイベントとなっています。
また昨年は、高知市内の潮江、浦戸地区にある4保育園に本事業に参加していない2保育園も加わって、わんぱーくこうちで「い~な らい~な たのしいな」というイベントを行うことができました。同地区内にある高知工業高校の美術部の生徒さんや高知県立大学の学生さんの協力もあり、たくさんの親子に楽しんで頂けるイベントとなりました。
そして、「多機能型保育支援事業」は、令和5年度「厚生労働白書」のコラム欄に取り上げられその取り組みが全国に紹介されました。
3年目を迎えた「子育て講座等実施事業」(愛称:「つむサポ」)では、子育て支援団体が開催する子育てイベント(年間30回程度)の広報や、県内3地域での子育て支援のネットワークづくり、子育て支援団体同士の交流会の開催など(年2回)を行っており、高知の子育てを応援する新たなネットワークづくりもひろがりつつあります。
さて、来年度は、現行の事業に加えて子育て中の親子さんをもっと具体的に支援する事業を展開できればと考えており、ますます地域の皆様の力をお借りすることになると思いますので、まさに「地域ぐるみで子育て応援」の仕組みづくりが出来ればと考えています。
理事 田中 佐和子