新年度がスタートしました。
春は、新しいことを始めたい!と思う時期ではありませんか?
そんなことを思った平成21年の春、私は「要約筆記」に出会いました。
「要約筆記」とは、聞こえない・聞こえにくい人に“ その場の参加を支援するために ”音声を手書きやパソコンで文字にして通訳する活動です。主催者の依頼で講演会や福祉大会などでスクリーンに要約した文章を投影することが多いですが、個人からの依頼もあります。
私は、特にボランティアに興味があったわけでもなく、仕事も福祉関係ではありませんでした。
何か新しいことをしたいと思って、なんとなく要約筆記者養成講座を受講し、欠席だけはせず受講を修了ました。当時は、修了するとそのまま現場へ駆り出されるという時期でした(現在は認定試験受験後から)。そのため、わけもわからず現場へ行き、先輩のサポートを受けながら場数を踏みました。
活動をしているうちに役割の重要さを感じるようになり、要約筆記活動でたくさん学ぶことができました。
そして、今年であっという間に15年。
この間に、いろんな人と出会い私自身の活動の幅が広がり、学びがたくさんありました。
この春も、いろんな出会いがあるといいなと思っています。
理事 松谷朝美