「継続は力」その成果とは?  

県の受託事業である「多機能型保育支援事業」(通称「らい~な」)は来年度で10年目となります。「多機能型保育支援事業」という堅苦しい名前の事業に、子育て中の親子にこんな支援が「あったらいいな」をもじって「らい~な」と名付けこの事業が始まりました。

 「らい~な」は保育園が地域の子育ての拠点となって地域ぐるみで子育てを応援することを目的とする事業です。そのため、保育園に遊びに来て、応援してくれる地域の民生委員、主任児童委員さんや社会福祉協議会などに呼び掛けることから始めました。

子育て家庭に「らい~な」の活動を知ってもらうために、参加保育園の園庭開放や子育てサロンなどの予定を掲載したイベントカレンダーを毎月発行、子育て中の親世代が利用しているSNS(InstagramやLine)を活用した情報発信、事業を理解してもらうための広報誌の発行(年1回)など様々な広報を行いました。

 おかげ様で、愛宕商店街振興組合や地域の方とのコラボで毎年開催している「ハロウィンパレード」は今年も100人を超える方が参加して盛大に開催しました。また、比島交通公園で昨年から開催している「江ノ口こそサポまつり」も今年は約400人の親子が楽しんでくれました。

しかしながら、こんなに広報やイベントを頑張ってもなかなか事業が県下で広がらないのが現状です。が、毎月の「イベントカレンダー」の発行を心待ちにしてくれている親子がいるとお聞きして「石の上にも10年」、この先も事業を続けていくことがとっても大事なことだと思っています。

理事 田中 佐和子