理事の眞鍋です。
前回、NPOの役割がなくなる社会をつくることが、NPOの目的でないだろうか、というお話をさせていただきましたが、今回はその続きです。
〈前回記事→ https://shiminkaigi.org/column/2018/12/2224/ 〉
どうやったら、社会問題が解決し、すべての人が幸せを感じながら生きられる、そんな社会になるでしょう。
実現までの道のりは、簡単ではない!ことは容易に想像できますが、また、不可能でもないはずです。
ではどうやって???
そのことについて私は、NPO活動を始めてからずっと考えてきました。
ずっと考えてきましたが、今はまだ、どうやって変えていくのかわかりません。
でもわからないなりに、現時点で、理想とする社会への“一歩目”はこれなんじゃないかなぁという考えにいたっています。
それは「一人ひとりが意識する」こと。
意識するといっても、“何に意識するのか”が大きなポイントになるですが、ぜひ試しに次のことに意識してみてください。
「世界を変えるためのアイデアを考え、かつそれを行動にうつそう
この言葉は、小説を原作に2000年作成された「ペイ・フォワード 可能の王国」という映画の中で、小学校の先生が生徒たちに出した課題です。
この課題を出された瞬間、子どもたちは「クレイジー」「難しいよ」と口にするのですが、そんな子どもたちの反応を見た先生は、子どもたちにこう言ったのです。
「そうだな。そう考えることもできる。しかし、次のように考えることもできるよ。『可能なのかもしれない』と」
奇しくも、この映画の中の課題と主人公である生徒の一人の行動が、現実世界の私の意識の中心に突き刺さり、実際にNPO活動を始める一つのきっかけとなりました。そして今も尚、私に問いかけ背中を押してきます。
最後に、私は、この地球上すべての人の意識が一つになる世界を想像できる、ということは、きっと達成可能なことなんだろうなぁと、ひっそりと思っています。
そして、NPOとして活動は、社会に生きる一人ひとりの意識に訴えかけていくことも、とても大切な役割なのだと思います。
『世界を変えるためのアイデアを考え、
かつそれを、行動にうつすこと』
“Think of an idea to change our world.
and put it into action !”