高知をはじめとする地域から学び、地域での経験を積んだ大学生を資格称号として認証する地方創生推進士(5年間で146名が誕生)に注目が集まって、6月には高知放送で30分の特集番組がありました。
経済同友会の地方創生委員会(山下良則・リコー取締役社長執行役員CEO、東和浩・りそなホールディングス取締役会長が委員長)が高知に視察した際は、高知大学地域協働学部4年生の地方創生推進士が、地域から学んだ地方創生推進士がコロナ禍でオンラインでの企業と学生の交流を創出し、学生の生活支援を実践していると報告しました。
また、高知大学生の県内就職率が25%ほどなのに対し、卒業した地方創生推進士の県内就職率は4割を超す実績を挙げていて、若手社会人として地域でのキャリア教育やスポーツ振興に活躍する場面も出てきました。
社会人の地方創生推進士には、後輩たちの就職アドバイスに応じる、授業でゲスト講師として高知で働く暮らす魅力を伝えることにも貢献してもらっています。
高齢化と人口減少が顕著な高知のなかで、若者の定着を促し、地域を元気にする地方創生推進士たちの今後の活躍を大いに期待したいと思います。
http://www.kochi-u.ac.jp/cersi/tsi/tsi_chihosousei.html
理事 川竹大輔