初めまして。昨年5月に理事に就任した山脇です。よろしくお願いいたします。
さて、「子育てとキャリアの両立」ですが、キャリアには色んな定義があります。私は「キャリア=人生」と考えています。
次に「子育て」ですが、私にとって仕事と子育ては、切っても切り離せません。30代半ば、娘が3歳の時にシングルマザーとなり、同時に前職のパソコン・簿記会計の講師から、カウンセラー・コンサルタントへと職種転換をするため、活動を開始しました。
働きながら夜や休日に学びましたが、私自身が困難な家庭で育った関係から、身内に預けられず、有料の夜間休日の託児所やファミリーサポートセンターを常に活用し、乗り切りました。当時、穴が開けられない講師業だったので、子どもが病気の時は、空きが少ない病児病後児保育に、ハラハラ綱渡りの思いで預け働きました。
有料託児ですので、お金に羽が生えて飛んでは行きましたが、夜間託児は夕食を食べさせて寝かしてくれて、子どもの睡眠リズムを崩さず済みました。小学生になり段々重くなる眠った娘を背負って夜遅く帰ったものでしたが、49歳の今振り返ると「よくあんな体力があったな」と不思議なくらいです。
ファミサポは、特定のご家庭で預かってもらう仕組みですが、保育園の迎えをお願いできるので、迎えが間に合わない時は、お願いしていました。預け先のお子さんと楽しく遊び、ご家族と一緒に夕飯を食べて、お風呂も入れてくれていて、本当に助かりました。
そんな経験から、その後、ファミリーサポートセンターや病児病後児保育の拡充につながる活動を自分なりにして来ました。また、虐待や生活困窮、不登校や引きこもりなど、困難な環境にある子ども達や若者に対する思いが人一倍強く、自分のライフワークのひとつとしています。
子どもは地域の宝。みんなで高知の子ども達を育んでいきたいですね。
理事 山脇文子