「課題」、この言葉は、NPOにとっても、企業にとっても共通して存在する言葉であると思う。資金面や後継者など、様々な課題が内在している団体や企業は多い。
この「課題」に向き合う時、私は2つのことを意識している。1つ目は、「課題」の本質は何かを考えることである。課題となっている原因は過去の事象に起因することが多い。その原因を見定めるため、現状の課題を紐解き、なぜその課題が発生しているのかを考えている。そうすることで、課題の根本を改善することが可能となる。2つ目は、自分にとってその課題が本当に課題であるかどうかを考えることである。課題を修正が難しい事象ととらえ、全く別の切り口でアプローチを考えていく。今までに無かった目線で新たに設定した課題の解決に取り組むことが、結果的に本来の課題解決に繋がる可能性もある。
「課題」を考える時、難しく考え過ぎて、解決策の検討もネガティブなイメージになることも多いが、課題をしっかり認識し、「なぜ?」という目線で考えることで解決策を導き出すことも可能となる。「本質」と「真実」、今後もこの2つを意識しながら、様々な課題に向き合いたい。
理事 岡田 一水