10年後の働き方

私は大学卒業後、独立開業して今年で16年になる。独立のきっかけは大学時代の家庭教師のアルバイトだった。自分一人ならなんとかやっていけるだろうといった気持ちでの船出であった。

その5年後、主たる事業であったフリースクールを組織化しようと思いNPO法人格を取得。また、営利業務も並行して行っていたので3年前には株式法人化も行った。会社や団体を経営していくこととなり、実際の業務を実施していく社員、従業員がいるなかで、最近考えていることがある。働いている社員、従業員が持っているスキルや能力を十分に発揮できる環境やシステムを作れないか、ということである。

昨今、労働力不足によりたくさんの企業や団体が人手不足に悩んでいる。また、国は働き方改革を推進している。

10年後の働き方はおそらく今の雇用形態では立ちゆかなくなっているのではないだろうか。

個々のスキルや能力をいくつかの企業や団体でシェアする働き方。つまり、いち企業いち団体に所属する働き方からいくつかの企業や団体に所属して働くといった働き方に変遷していくのではと最近は考える。

自分の会社も団体も働き方改革が必要だと感じた。

理事  山波 嘉律雄