私は、東京生まれで40歳までずーっと東京近郊に住んでいました。
2009年に高知に移住したのですが、最近仕事の関係で東京にいることも
多くなりました。が、なんとなく都会に落ち着かない違和感を持ち、先日ふと気づいたことがあります。
地方創生と叫ばれて何年か経ちましたが、本当に必要なのは地方創生でしょうか?
物事や仕組みの創造と破壊を繰り返して、世の中は発展していきました。
創造と破壊はなぜ生まれるか?
それは、必要に迫られてではないか?
ならば、今の日本の地方は厳しい状況に置かれながらも、その中でも今を生かしながら
仕組みを作り直し、新しいものを生み出していると感じています。
つまり、都会に近いと感じられない、危機感が地方にはありそのことが新しい文化や、商品を生み出しているということです。
そしてその破壊や創造によって生み出されたものは、やがて都会に伝わっていきそれが広まっていきます。そしてまた古くなり破壊され新しいものが生み出されていきます。
こんなこと言うと怒られるかもしれませんが、ひょっとして東京は最先端ではなく終着点、物事の墓場ではないかとチラリ思ってしまいました。
ならば、変化を起こすべきは地方ではなく都会ではないか?地方はほっといても自ら努力して立ちあがるが、都会にそのパワーはあるのか?
地方の人が都会に教えることは山ほどあるような気がします。
東京は大企業も多く経済的にも潤っているようだが、そのかわり競争も激しく、人も物も
疲弊しているのではないか。
東京に行く機会があったら是非視点を変えて人々を観察してみてください。
明治維新が、東京から遠いところから起こったのも必然ですよね。
坂本龍馬が東京で生まれて、育ってたら、きっとぐうたら息子になってたおもいます。
齋地十八