インストラクターの田中さんにお話を伺いました。
コロナの影響を受けた事業
- 修学旅行生体験事業がキャンセルになった。
- 盲目の方のバリアフリー体験ツアーができなくなった。
- 会県外の方に海に来てもらえなかったためヨットなどの体験事業を行うことが減った。
インタビュアー 藤本結衣
所属:高知大学一回生
本日はよろしくお願いします!
まず現在やっている、または今まで行ってきた活動を教えてください。
YASU海の駅クラブでは一般観光客のマリンスポーツ体験に加えてさまざまな体験事業を行っています。
沢山ありますが障がい者の方にヨットに乗ってもらえる体験事業やユニバーサルビーチと言って車いすの方に海に入ってもらえるような取り組みを行っています。
最初に障がい者の方の体験事業について教えてください!
障がい者の方が海に入ることは困難なことですがYASU海の駅クラブでは障がい者の方も海に入ってもらえる取り組みを行っています。
例えば特別支援校の生徒たちにヨット体験を行ったりしていますね。一般的なヨットよりも丈夫なヨットを使用しているので安全です。
特別支援学校の生徒たちや先生、親御さんにとっても特別な思い出になりますね。
はい!手の感覚が麻痺している生徒さんもいらっしゃいますが初めての波の感覚に喜ばれています!
ヨットに乗っているお子さんの写真を見た親御さんには大変喜んでもらえます。そういう姿が僕のやる気になりますね!
ユニバーサルビーチという活動も障がい者の方の体験事業と似たような活動ですか?
ユニバーサルビーチとはユニバーサルマットというものを引いて車いすでも波打ち際まで来てもらえる海水浴の補助を無料で行う活動です。
車いすのまま海に入れるって聞いたことないでしょ?そんな貴重な経験できるように活動しています!
車いすのまま海に入れるのはすごいですね!これからもっと車いすでも海に入れると知ったらお客さんが増えそうですね!
そうですね。これからももっとインクルーシブな活動をしたいですね!
インクルーシブな活動とはどんな活動ですか?
インクルーシブとは、性別や年齢、障がいの有無などの垣根を取り除くということです。
そんなインクルーシブな活動をすることで、障がい者の方に限らず、おじいちゃん・おばあちゃんにも海を楽しんでもらいたいです!
ユニバーサルビーチで車いすで海水浴したことのない子どもがお母さんと一緒に海で泳ぎましたって言ったら最高じゃないですか。
様々な事業を行われていますが大変ではないですか?
色んな事をしようと思うと人手がたくさん必要で、大変な部分もあります。だけど、人件費がかかってでも色んな事をして楽しんでもらいたいと思ってやっていますね。
大変な反面やりがいも大きいですか?
そりゃ、やりがいはめっちゃありますね!足が不自由で今まで海に入ったことのない子がヨット乗って「楽しい」って。
中には「楽しい」って言葉も話せない子どもたちもいるんです。でも表情みたら笑顔で。
写真や動画を見ると先生も親も喜んでくれるんですよね。そんな子たちに体験させてあげられるのはめちゃくちゃやりがいがありますね。
後、先週した活動があって、、
楽しそうな写真ですがなんですか?
これはこうなんファミリーサポートセンターと一緒に塩作りをした時の写真です。
僕が海で海水をとってきて、みんなで鍋でぐつぐつ煮て塩を作る企画です。
その塩でおにぎり作ったり、豚汁作ったり、焼き芋作ったりして子どもたちも、お母さんたちもめちゃめちゃ喜んでくれて。煮るのも大変でしたけど100%天然塩でめっちゃサラサラの塩ができました。
今までのイベントで一番人が来てくれたみたいです。
どの活動においても楽しみながら活動されていますね!
はい、楽しさを重視しています!やりがいや楽しさは抜群ですね。
安全で楽しい!以上!です(笑)
常に子ども、地元の人、海が好きな人、障がい者の方、様々な立場の人に寄り添うながら新たな事業に取り組む姿が印象的でした。
「コロナの中、収益面で大変な部分はある」とも話されていましたが、何よりも皆に楽しんでもらいたいという気持ちがあり、YASU海の駅クラブの活動を通して生まれる子どもや観光客、全ての方の笑顔が活動の原動力になっているんだと感じました。
これからもより多くの方にYASU海の駅クラブの活動を通して海の魅力を感じてもらえると嬉しいです!
YASU海の駅クラブの活動に共感して下さる方は是非ご支援をお願い致します。