事務局長の岩瀬さんにお話を伺いました。
コロナの影響を受けた事業
- シーカヤックを使った観光事業ができなくなった。
- 移住に関しての交流会ができなくなった。
- 会員団体との講演等の活動ができなくなった。
インタビュアー 田畑勇太
所属:NPO高知市民会議
本日はよろしくお願いします!
早速ですが現在やっている、もしくは今までやってきたことを教えて下さい。
今年自分たちでやっているのは、主にシーカヤック体験観光事業と移住定住の促進事業です。また会員団体のお手伝いもしています。
では最初にシーカヤック体験観光事業について教えて下さい!
シーカヤックの体験を樫西(かしにし)海岸で行っています。
この事業は大月町の観光が柏島に集中しているのを、もう少し広く受け入れられるようにと委託をしていただいて、昨年度から始まりました。
そして今年の5月から実際にお客さんにシーカヤックを体験して頂いています。
今年から体験が始まったんですね!
こちらでシーカヤックをする魅力はなんですか?
日本本土で一番素晴らしいサンゴ景観を見ることができます!
近くにある柏島も素晴らしいサンゴがありますが、
ここは小さな湾に80種類ものサンゴを見ることができ、柏島とは違った魅力があります!
80種類ですか??
そうなんです!クリアカヌーから見ることができます!
またクリアカヌーに乗って、下を覗くとサンゴのところに小さい魚がチョロチョロと泳いでいるところをたくさん見ることができます!船を置いて、泳ぐこともできますよ。
会員団体のお手伝いをしているとのことでしたが、どんな活動がありますか?
あにめのいろはという団体がアニメーションづくりを通した教育活動をやっています。今年度はオンラインのドローイング体験やサマースクールに参加した小学4~6年生25名とスタッフでストップモーション アニメーションを作成しました。
また大月へんろ古道活用事業を行っている団体もあります。昔の山道の遍路道が残っているので、小学校と協力して一緒に歩く体験学習のお手伝いも実施しています。
その他にも自伐型林業を促進して、仕事にすることで若い人の定住を目指す活動をしている団体も会員になっていて、お手伝いしています。他にも様々な活動を支援しています。
地域で色んな活動があるんですね。活動される方がたくさんいらっしゃるんですか。
いえ、活動しようと集まると同じメンバーなことはよくあります(笑)そんな状況を解消するための活動として、移住定住を促進する活動を始めました。
今年は移住者との交流会が止まっていたのですが、12月に第一回をやろうと動いています。
では、これから力を入れていきたいのも移住定住の事業ですか?
そうですね!移住した人が定住できるような仕組みを作っていきたいですね。
定住してもらうって大変ですか?
課題はたくさんありますね。仕事の問題や、近隣との人間関係、夏休みに子どもを預けるところがないのも問題だと思っています。
どんなことをされていく予定ですか?
移住者がちょっとグチをこぼせるような場所作りもしていきたいですね。行政だけではできないことがたくさんあるので、大月町と協力しながら定住促進のための提案をして委託事業をもらっていこうと思っています。
にこやかに取材に応じて頂いた岩瀬さんですが、海の話になるとさらに笑顔になるのが印象的でした。
ご自身が旅行業の資格をとられて、今後は旅行業者にも団体で登録して地域の活動とコラボしていきたいと語って下さいました。
法人にしかできないことと、地域の団体でやっていったほうがよいことを分担しながら、サポートできる素晴らしい仕組みだと思います。
大月地域資源活用協議会の活動に共感して下さる方は是非ご支援をお願い致します。