事務局長の遠藤さんにお話を伺いました。
コロナの影響を受けた事業
- 喫茶店事業を、休業する期間があった。
- こども食堂で子どもと一緒に調理することができなくなった。
- 毎年行っていた「クリスマス音楽会」を開催することができなくなった。
インタビュアー 多田希実
所属:高知大学一回生
本日はよろしくお願いします!
初めに、現在やっている、今までやってきたことを教えてください!
アテラーノ旭では主に「食」を通じた繋がりを作り出す活動を行っています。
そのため、こども食堂の開催や「まちのお茶の間」という喫茶店の営業、お弁当の配食サービス、あと「まちを元気に」という交流イベントなどを行っています。また、「暮らしの何でも相談」という相談窓口も開いています。
それでは、「まちのお茶の間」について教えてください!
現在、社会の中で「お茶の間」が無くなりつつあります。
そのため、まちの中に「お茶の間」のような交流の場を作り出していきたいと考え「まちのお茶の間」という喫茶店を経営しています。
また「まちのお茶の間」では、利用者の方が作った野菜や手芸品の委託販売も行っています。
次に、「暮らしの何でも相談」はどの様な形で行っていますか?
「何かあったらアテラーノ旭へ」と相談してもらえるよう、相談窓口を開いています。
そして、ここで受けた相談は、必要があれば専門の方に繋げて共に対応するなど、問題解決に向けてサポートする事業となっています。
配食サービスを行うにおいて心掛けていることはありますか?
ただ配るだけではなく、一軒一軒手配りをすることにしています。
そうすることで生まれるちょっとした雑談や利用者の方との交流を大切にしています。
利用者の方の中には外出が難しく、私たちとの交流が一日の中で唯一の会話であるという方もいます。そのため、ひとりひとりとの時間をできる限り取るよう心掛けています。
「まちを元気に」という交流イベントは何を行っていますか?
地域住民同士の交流の場としてクリスマスに音楽会を行ったり、節分行事を行ったりしています。
節分には、高知市旭町を中心にプレゼントを各家庭に配っています!!
これからやっていきたい事業について教えてください!
「アテラーノ旭」の近くにある空き家を利用して「なにもなくてもふらっと来て良い」場所を作ることを計画しています。
これまでは「食」を中心に繋がりを作っていましたが、今回は「趣味」や「やりたいこと」を中心に団体同士や地域住民同士の繋がりのきっかけを作っていきたいです。
遠藤さんのお話から、生きがいを感じることのできる地域を作り出すために力を注いでいることが伝わってきました。
手作りの あたたかさや人と人との交流を大切にしたアテラーノ旭さんの地域づくりの在り方は、地域の中で失われつつある「人情」や「助けあい」を回復させる役割を持つのではないかと感じました。
アテラーノ旭の活動に共感していただける方は是非ご支援をお願い致します。