企業活動と社会活動のバランス

地域は、企業の収益活動と様々な団体の社会活動に支えられて成り立っていると考えている。
社会活動には自然環境保護などの環境保全活動や、自然災害発生時の被災地支援、子どもや高齢者への支援活動など様々な活動があるが、その役割を担っている団体の多くはNPOやボランティア団体ではないだろうか。
一方で多くの企業が社会貢献活動に積極的に参加しているが、あくまでも企業は地域経済を支える収益事業が主であり、また、企業の社会貢献にはビジネスがもたらす波及効果など、間接的に地域へ利益をもたらす仕組みもある。
そういった企業の側面から、企業の社会活動だけでは地域社会を支えることは難しく、地域社会を支えるためにはNPOやボランティア団体による活動が必要となってくる。ただ、企業活動と社会活動のどちらかが突出してもいけないし、お互いがバランスよく支え合うことが大切であると思う。
しかし、NPO等の活動は一般的に知られていないことも多いため、まずは、より多くの人に関わってもらい活動を知ってもらうこと、そして、ボランティア活動や寄付など、それぞれができる支援をすることで社会活動に参画してもらえるような社会を目指していきたい。

理事 岡田 一水