昨年に奈半利町にある築80年の旅館を事業承継させていただき、ゲストハウスを運営することになりました。古い旅館は昭和の趣があり、新築ではこの歴史ある雰囲気を作ることはできないなと感じながら、今年の3月よりお客様を招き入れております。
企業では事業承継が近年は大きなトレンドとなっていますが、NPO関係ではまだそこまでは団体の引継ぎという視点も少ないように感じます。
民間企業の事業承継であれば、経営資源(ヒト、モノ、カネ)が引き継ぎの土台となりますが、NPOの場合は目的(想い)が土台にあり、その後に経営資源を引き継いでいくことになります。そうなるとその想いの共有ができなければ、引継ぎができなくなりますが、事業承継を目的として想いを次世代に伝える場がNPO関係ではほとんどないように感じます。
今後は少子高齢化も進んでいく中でNPOの事業承継などをテーマにした取り組みや場づくりなども面白いのかもしれません。
若者の中でも一から団体を立ち上げるのではなく、既にある枠組みを発展させていくことで取り組みやすさや参入の敷居も下がる可能性はあります。
また新たな視点としてSDGsなどの活動が企業側でも進んでいるようにNPOの活動を企業活動の中に組み込むということもできるかと思います。
いずれにせよ世の中が変化していく中で新たな形のNPOの発展、存続ができることをNPO高知市民会議としても応援していきたいと思います。
理事 : 井上 将太
